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アウスビルドウング 資格をとるドイツ人

ドイツ生活では職業についてが重要なテーマであるように思います。人に会ったら、まず何の仕事をしているか、という話に必ずなります。私も今では何をしているのか、ということを尋ねる傾向にあります。それから、話が弾んでいくのです。
ドイツではある程度仕事をしてから、大学を卒業してから、または子供が生まれて子育てが落ち着いた後になど、資格/アウスビルドウングをとるためのコースに通う人々がいます。ドイツでもアウスビルドウング費用は格安ではありませんが、労働局が非就労者や生活保護金をもらっている人には費用の1割を負担するという制度もありますので、将来のため、家庭のために、勉強をして資格を取り、仕事を確保するという人が多いです。

ドイツ人は勤勉家が多いように思いますが、やる気と能力さえあれば何歳になっても新たに資格をとることができるので、違う仕事をしてみたいと思ったら、すぐに実行する人が多いように思います。IT関係の資格を新たに取ることはもちろん、本当は大学で教育学を専攻したけれど、その後ジャーナリスト関係の学校で勉強してジャーナリストの資格をとり、今はテレビ局で働いているとか、輸送業社のマネージャーをしていたけれど、今は広告代理店のクリエイティブディレクターとして働いているなど、まったく違った業種であったり、人生に2、3の職を持っている人も多いのが特徴です。日本では就職してからその職場で働きながら新たに学ぶことが多く、さらにコースに行ってきちんと資格を取るような時間も余裕のないことがほとんどでしょう。より技能や知識、資格をもった人がより確実な就職先を見つけ、残れる社会なので、これからの社会により役に立つものを身につけていくことが大切でしょう。

これは友人の例ですが。
彼女は長年、スタイリストとして働いていましたが、38歳のときに言語発達障害のある子供に発音レッスンなどをするLOGOPAEDINの資格を3年かけてとり、今では自営で診療所を開いています。緊急に仕事が入るということもなく、予約制のみなので、女性の仕事としてはとてもやりがいのある仕事と言っていました。


アウスビルドウングについて参考になるサイト
Bundesagenture fuer Arbeit
http://www.arbeitsagentur.de
または
http://www.abi.de

2008年12月23日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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