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200810142509

カナダ総選挙

カナダ総選挙
アパートのドアノブにかけられた
『緑の党』の広告。
 カナダ時間の本日(10月14日)はカナダ総選挙の投票日。私は“カナダ市民”ではないので投票権は無いのですが、連日TVやラジオ、街中に貼られたポスター、はてはアパートのドアノブにまで掛けられた宣伝広告を見ると、否応にも選挙の行く末が気になってしまいます。そんな訳で、今回は『カナダの総選挙』についてお話したいと思います。
前回(2006年)の総選挙で13年ぶりに自由党から政権を奪った保守党ではありますが、政権中わずか2年の間に失業増加数を91年以来最悪のものに陥らせたり、環境問題に消極的という点が問題視されてきました。昨今の米国経済の落ち込みの影響も強く受け、国民の経済不安がいっそう高まっていた最中の先月9月7日、保守党党首で現カナダ首相のスティーブン・ハーパー首相が下院の解散をカナダ総督に申し出。これによって下院の解散と10月14日の総選挙が発表されました。

カナダ総選挙
フリーペーパーの
表紙を飾る(?)ハーパー首相。
思いっきり否定されてます(汗)。
カナダ議会は大きく分けて君主・上院・下院の3つで構成されており、今回行われている総選挙は小選挙区制の投票によって下院議員308名を選出するもの。そしてその中で一番多くの支持を得た党の党首が次期のカナダ首相となります。無所属を除いて13程の党があり、私が住むBC州では主に『保守党・自由党・新民主党・緑の党』での争いとなりそうです。
カナダの選挙コマーシャルを見ていて「面白いな〜」と思ったのは、各党が揃って敵(ここでは主にハーパー首相)を名指しで批判していて、自分達が如何に素晴らしいかをアピールしているところ。新民主党のTVCMでは「ハーパー政権では十分な医療を国民に与える事は出来ません!我々は国民一人ひとりがファミリードクターを持てる社会を目指します!」とか言っていて、医師不足を実感している身としては「私だったら民主に入れちゃうかも・・・」と思わず思ってしまったりします。まあ、肝心の投票権がないんですけどね・・・(笑)。

そうそう、日本では若者の『投票離れ』が問題視されているようですが、カナダでは殆どの人々(選挙権は18歳以上から)が率先して投票に赴いているようです。そうして迎えた投票日。直接は関われない私ではありますが、今回の選挙の行く末を見守りたいと思います。
2008年10月14日(火) written by Saori from (カナダ)
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