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200810072502

バナナの王国 LAKELAND

バナナの王国 LAKELAND
バナナのファームです。
袋に覆われているのがバナナです。
今日はレイクランドの話を書いていこうと思います。
ここは僕が初めて、オーストラリアで仕事をさせて頂いた場所です。
場所はケアンズの上にあるのですが、おそらく仕事でもなければ、一生行かないような場所でした。
たまたまケアンズの旅行会社で、バナナのフルーツピッキングの仕事の募集の記事を見付けたので、すぐさま電話をして採用と言う事になりました。
その数日後、長距離バスに乗り、ケアンズから何時間も掛けて何もない道路をひたすら走り、ようやく目的地のレイクランドにたどり着きました。
そして、僕がレイクランドに着いて最初に思った事は、「何もないなー」と言う事でした。
バナナの王国 LAKELAND
この専用の車を使って農薬を撒いたり、
バナナに袋を被せたりしていました。
コンビニみたいなお店が一軒あって、その横に電話ボックスがあるぐらいで、あとは自然しかないんです。
そしてそこの電話でファームの人達と連絡を取り、待つ事数時間後にやっとの思いでファームの方が迎えに来てくれ、軽く挨拶を済ませると、そこの敷地内のキャラバンパーク内にある、自分の部屋に案内されました。
「明日から仕事だから6時になったら、あそこの道路に出ておいて」

とだけ言われ、部屋に荷物を置き、明日からの仕事の事をぼんやり考えていました。
今から思うと初めて海外で働くのですから、とても緊張していた事だと思います。

バナナの王国 LAKELAND
バナナの木がある以外は
本当に何もない場所でした。
そして次の日、生まれて初めて海外で働くと言う貴重な経験をさせて頂いたのですが、正直、仕事は地獄のようにしんどかったです。
仕事の内容としては、バナナの畑に行き、ファームの従業員達が斧みたいなナイフで、バナナの房を木から切り落とすんです。
それを僕等は地上でキャッチして、専用の車に運ぶのですが、バナナの房が半端じゃなく重たいんです。
70kg〜80kgあるバナナの房を肩で背負い、車まで運んでいくのですが、それを抱えてるのもしんどいですし、それを持って歩く事もしんどかったですし、それを車に乗せるのも全てがしんどかったです。
初日が終わると肩がパンパンになっていて、上に上がらない状態でした。
明日からずっと、この仕事を続けていけるのだろうかと不安でいっぱいでしたが、その仕事は初日だけで終わり、次の日からはファームに置いてある専用の車を使い、農薬を撒いたり、バナナに直接日光を当てない為の袋掛け作業に変わりました。
仕事の内容としては大分楽になりましたが、それでもやはり、色々な事がありました。

バナナの王国 LAKELAND
専用の車の上から見下ろしたバナナ畑です。
休憩時間中はこんな感じでのんびりしていました。
バナナの畑なので、虫の数が物凄く多くて、毎日虫との闘いがあったり、使っていた専用の車がちょっとした事でしょっちゅう壊れたり、農薬のせいで皮膚が物凄く荒れたり、平均気温35℃以上あった場所なので、その中で日中ずっと外仕事をしていて、しょっちゅう頭が痛くなったりしていました。
ここでは3ヶ月間働いたのですが、本当に色々な事がありすぎて、とても一度では書ききれません。でも、それだけ沢山の思い出がある場所なので、ここを離れる時は、非常に胸が苦しくなりました。
今から思うと仕事は物凄くしんどかったですが、それ以上に凄くいい経験をしたと思っています。
2008年10月07日(火) written by takashi from (オーストラリア)
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