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200809162471

粗大ゴミの行方

粗大ゴミの行方
夜のうちになくなった
タンス
以前、友人の引っ越しを手伝ったことがあります。その際、家具等たくさんの粗大ゴミが出ました。まだまだ使えるような現役の物ばかりでしたので、「もったいないな」と思いつつも、それらを粗大ゴミ置場まで運びました。普通なら「売ります買います」情報の出ている掲示板等で売ったりするのでしょうが、友人の引っ越しは急に決まったことでしたので、そうする時間的余裕もなく、捨てるしかなかったのです。
友人の家は5階建て。家具を持って階段を下りては、また上っての繰り返し。ひぃひぃ言いながらそんな作業をしていると、驚くべき光景が。なんと、粗大ゴミを出すそばから、どんどんなくなっていくのです!どうやら、近所に住むトルコ人を中心に、まだ使えそうな物を拾っていっているようでした。

結局、その日の夜中に、大きな家具なども車で運び出され、翌日の朝の粗大ゴミ置場は、本当に使えない物以外、だいぶ片付いていました。 私にとっては驚くべき出来事でしたが、まだ十分使える友人の家具が、別の家庭で修理され、また大切に使われるのだなぁと思うとうれしい気持ちになりました。

日本では「粗大ゴミ置き場から物を拾ってくるなんて!」と信じられない顔をされそうですが、ここドイツではよくある出来事のようです。先日知り合った日本人男性も、「うちの家具はほとんど拾い物だよ」と楽しそうに語っていました。人々が本当に必要な物以外にはお金をかけず、シンプルで合理的な暮らしをしているドイツらしい出来事ですね。
2008年09月16日(火) written by たみぃ 『ケルンでルンルン♪』 from (ドイツ)
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