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クーラーなしで戦う夏

クーラーなしで戦う夏
ドイツで良く見かける取手付き窓
“日本は6月の第1週に梅雨に入り、雨やじめじめした暑さが続いています。さわやかそうなドイツがうらやましい!”・・・とは、先日横浜の友人から届いた手紙です。そうドイツは、日本では冬が長く厳しく、夏が短い事で有名な北の国。そのドイツも6月に入り、いよいよ本格的に夏を迎えようとしています。ところがこの“さわやかそうな”ドイツの夏・・・所により本当に暑いです!
「所により」というのは四季を通じてドイツは地域によりかなり天候の差があります。冬は(暖流のながれる)海に面した北よりも、アルプスに近い南の方が冷える事で有名ですが、夏は・・・といえば普通に南の方が気温が上がるようです。私の在住する南西のフライブルクでは、夏の最高気温は東京の夏と同じ30度〜35度。問題はただ一つ、通常、ドイツの住宅にはクーラーがないことです。それは夏の気温がぐっと上がり始めたのは地球温暖化の進む昨今の事で、今まではそれ程必要がなかったからとも言われています。
 
クーラーなしで戦う夏
取っ手を横倒しすると、窓は全開
となれば残された手段は窓のみ。
ところが大抵のドイツの窓には網戸がありません。緑豊かなドイツの街で堂々と窓を開け放てば、言わずもがな、沢山の蚊や虫達と一晩を過ごす事に。そこでドイツで良く見かけるのが5分の1開きの窓です。
写真のような取っ手のついた窓では取っ手を上に倒し、窓の上辺のみ開け放つ事が可能です。
クーラーなしで戦う夏
取っ手を上に倒して5分の1開き
 幸いにもドイツの夏はどんなに暑くても夜ともなれば幾分気温が下がります。雷雨の後は尚更です。昼間はこの5分の1開き窓で暑さを凌ぐのがおすすめです。可能であれば部屋のドアを開け放ち、できるだけ風通しを良くします。その際、窓の遮光シャッターを下ろしておく事もお忘れなく。暑さの最大の原因はドイツにおいては湿気ではなく、何と言っても強烈な日差しなのです。日光さえ防ぎきれば、クーラーなしでもこの夏の暑さ、戦いきれるかも(?)しれません。
2008年07月01日(火) written by トロ from (ドイツ)
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