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200801082103

仏教寺での年越し

仏教寺での年越し
東漸寺の入り口。
大晦日には初詣客で賑わいます。
新年、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。
皆さんはどのような年末年始を過ごされましたか?私はバンクーバー近郊のコキットラム市にある浄土宗西山派のお寺『東漸寺』にて2008年を迎えました。ここ東漸寺は、地元有志の努力と働きかけによって、約20年前の1989年に建立されました。今もバンクーバー地域に長く住む日本人の人々の信仰を広く集めている仏教寺です。毎年の大晦日には“除夜の鐘・初詣”にやって来る日本人の姿で大変賑わうのですが、その詣客の数は年々増加しており、昨年に関しては500人程の詣客があったとか。それも今回考慮に入れ、私はバンクーバーを少し早めの午後9時45分に出発し、午後10時半にお寺に到着。早めに着けた為、先着108名のみに振舞われる“年越し蕎麦”の券を頂く事ができました。

仏教寺での年越し
本堂内。
阿弥陀三尊・柳谷観音像が
奉られています。
私が着いた時には既に50人ほどの人々が本堂に着席しており、午後11時からの御住職の読経と法話が始まるのを待っていました。私も本堂内に入って着席し、30分ほど待った午後11時過ぎ、御住職と副住職による読経が始まりました。こうして目を閉じて御経を聞き、あのお馴染みのお香の香りに包まれていると、自分がカナダに居る事を忘れ、まるで日本で年越しをしているような気分になります。目を開けてちょっと辺りを見回してみると、沢山の日本人の中に結構な数のカナディアン男性の姿もありました。きっと、日本人の奥さんやGFと一緒に見えたのでしょうね。彼等の目にはこの光景がどのように映ったのでしょうか?
読経と法話が済んだ後、私は早速ダイニングルームにて年越し蕎麦を頂き(とても美味しかったです!)、除夜の鐘を撞く為に表に出たのでした。外には既に300人ほどの人々が並んでおり、キーンとした寒さの中に重厚な鐘の音が鳴り響いています。私も50分ほど並んで、やっと除夜の鐘を撞く順番が回ってきました。

「2008年も元気で、目標達成できる一年になりますように!」 ゴォーン!

仏教寺での年越し
境内にある釣鐘。
この鐘は韓国で作られたそうです。
去年に引き続き、今年もとても良い形で2008年の幕開けが出来ました。仲間達とワイワイしながら過ごすカウント・ダウン・パーティーでの年明けも楽しいのだけど、今回のような形の方が私にはしっくり来ます。「外国に何年暮らしていても、やはり私の中身(日本人である事)は変わらないのだなあ」とつくづく実感した一夜でした。
2008年01月08日(火) written by Saori from (カナダ)
Comment(2)


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この記事へのコメント

Saori 2008/01/27/18:54
KYMさん、初めまして。
お返事が遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした。

KYMさんはスイスにお住まいなんですね。
スイスといえば、バンクーバーと毎回『住みやすい都市ランキング』で首位争いをしている“チューリッヒ”を有する御国。
とても美しい国なんでしょうね。
スイスは是非一度行ってみたい国の一つです。

『仏教のお寺があるなんて、さすがは「移民の国」と呼ばれるだけあるなぁと関心しました。』

カナダは各国からの移民を尊重&上手く融合させた『モザイク文化政策』を取っているので、本当に様々な食文化や宗教建築が存在するんですよ。
これはカナダを評価すべき点ですね。

せっかくカナダに居るのだし、カナダ式の年末年始を送るべきなのかもしれませんが、私はどうしても日本式に片寄ってしまいます。

でも、そうする事が出来る環境に居るというのは、とても恵まれている事なのだな〜と、今回のKYMさんのコメントを読ませて頂いて感じました。

今年は少しでも“日本らしい年末年始”が送れると良いですね!!

KYM 2008/01/22/17:00
初めまして。
仏教のお寺があるなんて、さすがは「移民の国」と呼ばれるだけあるなぁと関心しました。
私はスイスに住んでいますが、毎年お正月はあの日本の、趣のあるお正月が懐かしいです。
カナダにいながらその日本にいるかのような年越し、うらやましいです^-^

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