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200709181973

MTとは? なぞのコングリッシュ

「先生、MTに行きましょう」
「え?」
「だからこのクラスでMTに」
「な、なにそれ?」
「なにって、先生、MTですよ、メンバーシップトレーニング!」
「???」
 先日、私が担当している日本語クラスで、こんな会話がありました。でも、MTとかメンバーシップトレーニングと言われても、日本人にはさっぱりわかりませんよね。
 わたしもわけがわからず、よく聞いてみたところ、MTとはグループでちょっと遠出をして親交を深める合宿のようなものなのだとか。大学生がよくする「合コン」を表す言葉としても使われるそうです。

 メンバーシップトレーニング。この言葉、なんとなく実在する英語っぽいけど、実はこれ、韓国で作られたコングリッシュです。ナイターとかペアルックとかいうような和製英語とおなじ類のものですね。
 ちなみにペアルックは韓国で「コップルT(Tシャツの場合ですが)」、ペアリングは「コップルリング」といいます。
 ペアルックを着るカップルというのが、ここにはかなり普通に存在していて、来た当初はいちいち振り返って、しげしげと見つめたものです。というのも、マンガ本(かなり古い)のサザエさんに、サザエさんとマスオさんが初々しくペアルックを着てデートをするシーンがあって、私にとってペアルックとは、そんな感覚だからなのです。おわかりいただけるでしょうか。

 で、MTですが、さっそく習った新しい言葉なので、これをテーマに授業を進めてみました。しかしわたしが例文としてボードに「来週はMTに行く予定です」と書いたところ、なんだか生徒たちがにやにや、くすくす。
 またしても「???」になったわたしがその理由を聞いてみると、MTはモーテル(こっちのラブホテル)の意味もあるのだとか。思わず「どないやねん」とお国言葉がでそうになってしまいました。
2007年09月18日(火) written by 工藤リサ from (韓国)
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