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ドイツ税金事情

ドイツでは内税なので、あまり気が付くことはありませんが、買い物でも結構な額を税金として払っています。レシートを見るとその内訳が書いてあります。合計額が表示されている下には、Nettobetragとして税抜きの価格と、税金額が表示されています。

まず生活の要となる食料品、本、雑誌、新聞にかかる付加価値税は7パーセント。それ以外の薬、本、家電製品、洋服、日用品などにかかる付加価値税は、2007年1月1日から16パーセントから19パーセントになりました。この影響を受けて、12月末は税が上がる前の期間で、パソコンなど高価な家電製品を買う人は多かったようです。某大手電化店に聞いたことには、取り寄せが必要な電化製品はたとえ12月末に注文しても、購入するのが1月であれば、税金も19パーセントになるといわれました。我が家では、12月末に食器洗い機を購入しました。1月から19パーセントになっても価格は変えませんと強気の大手格安洋服店もありました。昨年12月までは19パーセントになる、という話題が多かったテレビや雑誌も、2007年になってしまえばもう何事もなかったかのよう。でもレシートを見るとやはり19パーセントになっていました。

ベルリンでは個人経営者が多く、特にここミッテでは一人二人でも小さなデザインや建築設計事務所を経営していることも多いのです。それに音楽家やダンサー、美術系アーチストなどのアーチストも個人経営です。彼らたちは、税金確定申告を個人的に税務局に報告することになっています。私がワーホリで働いていたときも税金を払っていましたが、ワーホリ期間が終わり、その後1ヶ月してまたドイツに戻り住み始めたので、その年の12月末に税務局に必要書類と所得税カードを提出すると、支払った税金350ユーロほどがすべて戻ってきました。

その所得税カードはLohnsteuerkarteと呼ばれるものです。これはただのB5サイズの紙なのですが、その税確定申告の際にはもちろんのこと、転職の際、育児金など各種申請書類提出の際までも必要となってくる大変重要な書類です。就労していると、カードの裏に支払った所得税額や年間所得額などが記入されます。仕事をしているしていないにかかわらず、ドイツ滞在許可のあるものにはこのカードが毎年自動的に送られてきます。ワーホリさんの場合は、仕事が決まったらまずはパスポートを持参して、市役所でそのカードを申請することになります。ワーホリ後帰国されても仕事の契約が終了しても、このカードは捨てないほうがいいかもしれません。もしかすると私のように納税額が戻ってくるかもしれません。
2007年02月06日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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