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トリノ 〜 イタリア統一150周年 〜

トリノ 〜 イタリア統一150周年 〜
カリニャーノ宮殿のファザードその1。
トリノ中心部に1679年から建設の始められたカリニャーノ宮殿があります。
サヴォイア家宮殿の中で最も荘厳で建築的にも価値の高いものの一つで、なにより2つの「顔」を持つのが特徴です。
トリノ 〜 イタリア統一150周年 〜
カリニャーノ宮殿のファザードその2
一つめの顔はレンガの楕円形建物で、中庭を囲む両脇につながっていてここでカルロ・アルベルト(後にポルトガルに亡命し、そこで死去)とイタリア初代国王となるヴィットリオ・エマヌエーレ2世が誕生したのです。
そしてイタリア統一後の最初の国会を開くため、手狭になっていた宮殿を倍に拡充。
その際のファザードが二つめの顔です。

現在この建物は修復中で(2011年2月にオープン予定)「イタリア統一国立博物館」として再公開されます。
ユネスコ世界遺産のサヴォイア王家の王宮群の一つとしても登録されているのでその事務所も置かれる予定です。

150年前の3月17日、ここで初めての国会が開かれた日を記念して今年はトリノを初め、イタリア各地で様々なイベント、展覧会が企画されているのです。

トリノ 〜 イタリア統一150周年 〜
王宮の入り口階段。ため息・・・
Palazzo Reale/王宮ではサヴォイア家に関する展覧会をやっています。
(2011年3月13日まで)サヴォイア家の面々の肖像画などなどが展示されているのですが何が一番の見所って、この王宮の内装、インテリア、全て!素晴らしいというより「絢爛豪華」過ぎて「目が眩む」といった感じ?!フィレンツェのメディチ家の権力もすごいですが、トリノのサヴォイア家も負けず劣らず・・・
この王宮は1865年までサヴォイア王家の公式な宮殿であり、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世をはじめサヴォイア家歴代メンバーが居住していました。

王宮の建築様式は一つの様式に構成されているのではなく、ネオクラシック様式からバロック、さらにロココまで様々な建築様式がみられるのも特徴でしょう。

トリノ 〜 イタリア統一150周年 〜
寒い冬はビチェリン!
あとトリノで忘れてはならないのが「Al Bicerin/アル・ビチェリン」1763年創業のカフェなのですが、店内は当時とほぼ同じで、この店独自のコーヒー、生クリーム、チョコレートをブレンドした「ビチェリン」と呼ばれる温かい飲み物が名物です。
あとはジャンドゥイオット(ヘーゼルナッツチョコレート)も。
甘いものが好きな人にはオススメの街です。
2011年01月21日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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