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200710122009

オークランドのバス

ニュージーランドでの移動手段と言えば、バスが主流です。もっとも、車を所有している人はもちろん自分の車でしょうが、わたしは免許すら持っていっていなかったのでただひたすら他人の恩恵にあずかるか、公共の交通機関を利用するかのどちらかでした。

町の中心部から家に帰るまでの短距離(とはいえ1時間ほど乗っていましたが)バス、オークランドでは夜一定の時刻を過ぎると夜道は危険だということでか、バスのルートから数百メートルの距離であればルートから外れても自宅の前なんかで降ろしてくれるのです。そんな時間にバスに乗っている人自体が少ないというのもありますが、これは女性にとっては本当に良いシステムだなぁと感心しました。
ドライバーも様々です、寡黙な人、歌を歌ってる人、鬼教官みたいな女の人、毎日同じバスを使う人とものすごく仲良くなっている人…。

わたしが一番驚いたのは、バスに乗ってしばらくすると、道の真ん中でバスを止め「誰かルート分かる人いるかい?僕は今日初めて一人で運転するんだよ」と乗客に道を聞いてきたドライバーです。わたしが降りるバス停まではそこから10分もかからないところだったのですが、それでも「ん?ここはまっすぐだったっけ?」というようなところを進んでまた戻ったのですが、なんとか無事に私のバス停までは到着しました、ただ私の友達は街の中心まで帰るために最後までそれに乗っておかなければなりません。心配な気持ちでバスの後姿を見送りながら…「あっ!そこの角は曲がらないと!」

結局後日話を聞くと、それから3度も道を間違えて行ったり来たりしながらも、親切な中国人留学生の子がいたおかげで、ドライバーと2人地図を見比べながらなんとか街までたどり着くことが出来たそうです。友達本人は『こんな経験なかなか出来ないよ!』とむしろ嬉しそうでもありましたが、『けど残念なのは…』と話し出した内容が、どうやら後ろの席に日本語を話す2人組みが乗っていて、道を間違えて戻るたびに日本語で文句を言ったり、大きくため息をついたりしてたそうです。
日本語が分かる人が周りにいること、ドライバーには日本語は分からなくても、ためいきをつかれたらそれこそ雰囲気は分かるでしょう。

こういったときにでも、その時間を楽しむことが出来るか、それとも嫌な気持ちでしかいれないのか、楽しむことが出来た私の友人はニュージーランドでの暮らしを謳歌しているといえるでしょうね。
2007年10月12日(金) written by キゥイ from (ニュージーランド)

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