![]() 【写真:トリアのクリスマスマーケットの模様】 |
町がきらきら輝き一年で最もにぎわうクリスマスシーズンももう終わり.今年は私もいくつかのクリスマスマーケットに足を運びました.
印象的だったのは,ローマ遺跡が点在する古い街並みと,巨大なクリスマスピラミッドやメリーゴーランドが放つ妖艶な光の調和が実に幻想的だったドイツで一番古い町と言われているトリア(Trier).それからザールランド州にあるザンクトヴェンデル(St.Wendel)という小さな町で行われた,中世フェスティバルを組み合わせたユニークなクリスマスマーケット.
すでに来年はどこに行こうかと思いを巡らせています.
クリスマスマーケットの楽しみはやっぱり屋台の食べ物.今回は,私の個人的主観でおすすめの屋台フードを紹介したいと思います.
![]() 【写真:Reibekuchen(ライブクッヘン)】 |
まずはReibekuchen(ライブクッヘン).すりおろしたジャガイモを油で揚げ塩で味付けしたシンプルな食べ物.
周りはサクサクで中はほっくり.お好みでリンゴのピューレをつけていただくことも.なんとなく野菜のかき揚を思い出しました.
![]() 【写真:Zwiebelfleisch(ツヴィーベルフライシュ) とジャーマンポテト】 |
次はZwiebelfleisch(ツヴィーベルフライシュ).玉ねぎと肉を長く煮込んだもので,私の住むザールランド州でよく食べられていると聞きました.
柔らかい肉と玉ねぎの味に心がなごみます.こちらもあえて日本の食べ物に例えると,熱くて柔らかくてほっこりできるモツ煮込みといったところでしょうか.
![]() 【写真:Dampfnudel(ダンプフヌーデル)】 |
最後は,Dampfnudel(ダンプフヌーデル).思わず肉まん!?と見間違えるような白くてふわふわの形状ですが,こちらはプリンと饅頭の中間のような生地で,中にはホットチェリーが入っています.バニラソースをたっぷりかけて頂きます.
意外に甘さ控えめで,チェリーの酸味がアクセントとなって病みつきになります.
これらはクリスマスマーケット限定の食べ物というわけではありませんので,機会があったらこれらの食べ物,ぜひともお試しください.
日本の初詣や縁日のときに並ぶ露店にしても,ドイツのクリスマスマーケットにしても,寒空の下屋台フードを楽しむのは共通なのでしょうか.