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200705011812

所得申告の季節

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日本の一般的なサラリーマンの所得税というと月給から天引きの上、課税の元になる所得申告さえ会社が代行なので、毎月の赤字黒字に敏感でもうっかりすると年収がいくらで税金がいくらか認識できないようなこともあるようです。一方、フランスでは所得申告は会社勤めでも個人で行い、税の納付も個人。肌身に感じる税負担の重みは政治への関心を高めます。先日の大統領選挙一回目投票もかなりの投票率でした。

所得申告は毎年春、ちょうど今ころ、昨年の1月から12月までの所得を元に行います。すでに昨年までに申告実績があれば申告書類が郵送されてきます。提出期限が期限日の真夜中までという奇妙なルールのため最終日には深夜まで役所がにぎわうということもありましたが、今ではオンライン申告が可能です。納付も小切手からオンライン決済あるいは銀行引き落としに変わりつつあります。納付は普通3分割で年始から9月までに請求書にあわせて行います。毎月分割支払で銀行引き落としというのも可能です。3回目の請求書は納税証明書を兼ねているので大切に保管しましょう。

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申告シーズンになると新聞雑誌屋には節税指南雑誌が並びます。しかし給与所得だけではなかなか税を安く上げる方法はありません。オンライン申告、納付を行うとそれだけで事務処理の軽減に貢献できるので数10ユーロの減免が得られます。銀行では、個人が最初に持つ口座が決済用の当座口座であるこの国では節税対策とばかりに何かと有利な預金や投資信託を薦めて来るあたり、ゼロ金利でもとりあえず銀行に預けておく国民性との差ではないでしょうか。

以上は所得税ですが、所得申告をもとに居住地からの住民税が別途請求されます。所得申告の際、気になる項目がひとつあります。「テレビはありますか」という質問です。ここに「はい」と答えると住民税の請求のときテレビ受信料が上乗せされます。これが国営放送の運営資金になるとの事で丁度NHK受信料に相当します。
2007年05月01日(火) written by ichigo 『フランスで暮らす』 from (フランス)

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