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パリの湯

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フランス生活で困ることのひとつにお風呂があります。パリなどの大都市で一人暮らしとなると、ステュディオと呼ばれるワンルームかそれより狭いところになり、そこにバスタブ付きの風呂場がある可能性は必ずしも高くありません。半畳ほどのシャワー室というのが相場です。バスタブがあったとしても日本浴室のような洗い場は無いので、日本のホテルのユニットバスさながら実質シャワーとして使うしかありません。

もちろんバスタブに湯をためてゆったり浸かる事も考えられますが、建物の給湯事情がそれを許さない可能性があります。水道水、温水などが建物の設備から無尽蔵に供給されるのならラッキー、泡に包まれた優雅なひと時を過ごせます。しかし少なからぬ例として温水が電気給湯器によるものがあり、その容量はバスタブを満たすには小さく、途中で湯を使い切ると次に適温に沸くまでかなりの時間がかかるというものです。

フランスは日本とは水質がまるっきり違い、かつ空気が乾燥がちなので肌に厳しいと実感できるかもしれません。特に最初に迎える冬には体中がカサカサでショックを受けるでしょう。薬局などで保湿クリームなどを入手しましょう。日本でこの手の製品に香りが付いているものは多くありませんし、そもそも香料入りよりの消臭などが主流ですから、赤ちゃん用、無着色無香料のものがなかなか良好です。

フランスの水周りというのは、おそらくいろいろな情報源からそれがかなり信頼のおけないもの認識されていると思います。問題が無かったとしてもお手入れは結構大変です。バス、洗面に関しては、排水トラップが貧弱なため気をつけないと排水孔があっという間に髪の毛で詰まってしまいます。フランス人はこれを強力なパイプ詰まり洗剤(水酸化ナトリウムが主成分)で掃除します。マルセイユ石鹸でおなじみの上等な石鹸は硬水により大量の石鹸かすを生じやはりパイプを詰まらせますが、これには塩酸を使用します。一般的なカルシウムによる白い汚れは酢が入ったカルシウム落とし洗剤があります。
2007年04月17日(火) written by ichigo 『フランスで暮らす』 from (フランス)

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