PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
201802276325

お祝い事に必要なコンフェッティ

お祝い事に必要なコンフェッティ
イタリアの伝統菓子コンフェッティ。

 コンフェッティというのは結婚や出産、子供の洗礼式、大学卒業などの慶事で配られる砂糖菓子のことで、日本ではドラジェというフランス語で浸透しているようですが、イタリア語ではコンフェッティといいます。
アーモンドに色付けした砂糖ペーストをコーティングしたものが主流ですが、最近ではチョコレートやヌテッラが入ったコンフェッティもあり、バリエーション豊かになっています。このコンフェッティ、もともとはイタリアが発祥で、古代ローマ時代から貴族の結婚の内祝いや子供の誕生のお祝いとして人々に配られていたのが始まりなのだとか。かなり長い歴史のあるお菓子ですね。

お祝い事に必要なコンフェッティ
慶事によって
色が違うコンフェッティ。

 なぜアーモンドかというと、アーモンドの木は実をたくさんつけることから、多産や繁栄を意味し、幸福の象徴とされてきました。また、アーモンドは不滅の愛の象徴とされていることなどが関係しているようです。
結婚式や洗礼式などで、大切なゲストをお迎えし、そして感謝の気持ちとともにお見送りをする習わしとして、イタリアでは様々なお祝い事の席で必ず出される伝統的なお菓子です。






お祝い事に必要なコンフェッティ
こうしたコンフェッティに関する専門店も多数。

 このコンフェッティ、かなりカラフルなのですが、なんと色によってそれぞれ意味があるのだとか。まず一番ポピュラーなのが白色のコンフェッティですが、これは結婚式や子供の最初の洗礼式、そして堅信式の時に振舞われます。またダイアモンド婚(結婚60周年!)のお祝いにも白いコンフェッティが適切らしいです。また白に加え、男の子の洗礼式の場合はブルー、女の子の場合はピンクのコンフェッティも用意されます。
次に緑色は18歳の誕生日に。イタリアでは18歳から成人なので、特に大切な誕生日になります。また色からエメラルド婚(結婚40周年)のお祝いにも使用されます。


お祝い事に必要なコンフェッティ
ラッピングも色々あって見てるだけで楽しい。

 フクシアは結婚5周年、黄色は結婚10周年、ベージュは結婚15周年、銀色は結婚25周年で銀婚式という事ですね。金色は金婚式で結婚50周年・・・という風に決まっているようです。節目をとても大切にしている感じがします。
その色に加え、数も大切な決まりがあって、1セットにつき5つ、必ず奇数だそうです。この5という数字には長寿や健康、幸福などの意味が含まれているのだとか。あと、このコンフェッティは素敵なラッピングがなされます。それだけの専門店もイタリアには数多くあって、ただウィンドウを眺めているだけでも幸せな気分になること請け合いです。




2018年02月27日(火) written by Maliarda from (イタリア)
Comment(0)


イタリア関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。