[ おしらせ ]
フランスワーキングホリデー制度って何?
フランスワーキングホリデー(ワーホリ)とはその名の通り働きながら休暇を過ごすための制度です(フランス名はヴァカンス・トラバーユ Vacances-Travail)。つまり現地にアルバイトをしながら滞在する事により滞在中の経済的負担を軽減すると共に、異文化を体験し、国際感覚・知識を身につけるための制度なのです。日本とフランスの間では1999年12月から初めて実施されることになりました。
ただし申請者には以下の条件を満たす必要があり、また、フランスワーキングホリデー(ワーホリ)ビザの発給数にも上限があるため申請者全員が取得することができるわけではありません。 なお、フランスにおいてはヨーロッパにあるフランス各県でのみ有効(南太平洋諸島のフランス領等では無効です)となります。 フランスワーキングホリデー論文(申請動機作文)には意気込みや熱意だけでなく具体的な計画(旅行日程ではありません、人生計画のようなもの)や渡仏のために今まで何をしてきたか、渡仏のために現在何をしているか、などを簡潔にしかも解り易く大使館職員に伝えることが重要と言われています。 === フランスワーホリ論文 (申請動機作文)=== ◆傾向と対策フランスワーキングホリデー(ワーホリ)論文記述は日本語で十分です。フランス語を用いたからといって合格する確率が高くなることはありません。特にフランス語に自信がない人は日本語で書いた方がよいでしょう。学校の先生や他人に協力してもらってまでフランス語を用いる必要はありません。見た目ではなく内容・中身です。フランスワーキングホリデー(ワーホリ)ビザ取得にフランス語能力は全く関係ありません。◆しっかりした目標をフランスワーキングホリデー(ワーホリ)の審査基準はそう厳しくはありませんが、あまり自分を良く見せたりしないで誠実に目標や遣り遂げたいことを簡潔に書くとよいでしょう。出来もしないような夢を大胆に語るよりは、人との交流を念頭に自分の芸や技を異国フランスでどれくらい生かせるか、その更なる向上をどのように達成するのかを書いたほうが良いでしょう。また現実的で具体的なもののとらえ方が良いでしょう。 補足:とにかく合格したい一心でありもしないことや出来もしないことを並べて書いても真の目標や確たる信念が無いために実際のフランス生活で厳しい現実にさらされ負けてしまいます。外国生活は旅行と違ってとても厳しいものです。しっかりとした目標をもっていないと、外国生活の現実に負けてノイローゼになったり早々帰国してしまうことになります。せっかくのワーキングホリデー(ワーホリ)をたった一週間で終えて帰国し、実際に無駄にしてしまう人が多いのです。フランスの場合、言葉の壁以上にフランス人気質や人種差別からのバッシング、イジメ等に負けてしまう日本人が多いのが現実です。都市部の治安もよくありません。 ◆語学研修はフランスワーキングホリデー(ワーホリ)でなくフランス学生ビザで目的が「ただフランスが好きだから」、「観光を楽しみたい」、「恋人や知り合いに会うために」、「語学留学のため」という人は普通の観光や学生ビザの申請をお勧めします。特に、「語学留学のため」の方は学生ビザで語学研修した後、フランス語がある程度使えるようになってからワーキングホリデー(ワーホリ)制度を利用したほうが生活や仕事で有効に活用できます。 本当に英語が通じない国です。庶民の英語力は日本人のそれに等しいでしょう。旅行するにもフランス語ができるのと出来ないとでは楽しみにずいぶん差がでます。また、仕事に関しても、 努力次第ではワーキングホリデー(ワーホリ)終了後、労働ビザや商業手帳を得た後で再渡航するひとも少なくありません。 このビザは簡単に取得できない貴重なビザです。せっかくの制度で得た特別な時間を語学研修の為に費やしてしまうほど損なことはないのです。 ◆遊び半分や宝くじ気分ではだめ必然的に「選ばれた人」だけが取得できる特殊なビザとなっています。明確な目的をもった人が優先的に採用される現実があるので、異文化で暮らす理由や異国で働くことの意味を自分なりにしっかりもっていなければなりません。遊び半分で申請した人に対してビザが下りることはありません。 「自分のフランスワーキングホリデー(ワーホリ)は論文の提出からすでに始まっているのだ」というつもりで真剣に望むことが大切です。 ◆就労のことは詳しく書かない動機作文で就職について書く場合、たとえそれが本当の動機でもビザ取得のためには詳しく書きすぎないことです。 ワーキングホリデーは、就職、スキルアップ、留学、語学習得の意図が観光よりも強く感じられたら、躊躇無く却下されますので注意してください。 就労はあくまで滞在費を補完するものです。 現地で働くことは認められていますが、ワーキングホリデービザで正社員としてフルタイムで働くことは好まれません。あくまで観光や休暇をまかなう一時的なものです。記述も1〜2行どまりにしましょう。 また就職に関する専門的な知識をひけらかしたり、自慢話や主観論を論じることは避けたほうが無難です。 就職や学業を目的とせず、旅行観光などをしてフランス人との交流するなどの機会を大幅に増やし、あくまで文化交流の手段としてワーキングホリデービザを活用することを沢山書きましょう。 |